地下の薄暗い場所に、巨大な柱が何本も並び立つ異様な光景。まるで、古代ギリシャのパルテノン神殿のよう竏停・竏停・埼玉県春日部市にある首都圏外郭放水路は、テレビのバラエティ番組で何度も取り上げられているので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
そういえば、少し前の日経新聞の土曜版で、「今、地下観光がブーム」という記事が掲載されていました。日銀の地下金庫や、東京の地下鉄のふだん電車が走っていないプラットフォーム、そして、この首都圏外郭放水路に、多くの観光客が訪れているのだそうです。これは、埼玉が誇る新名所として、取り上げないわけにはいかないでしょう。
首都圏外郭放水路は、いうまでもなく、公共の防災施設で、通常、こうした場所に一般の人が立ち入ることはできないのですが、人々の暮らしを守る国の取り組みとして、積極的に公開が行われている数少ない場所でもあります。ウルトラマンシリーズなど、特撮ヒーロー物の撮影スポットとしても、しばしば使われているそうです。
ほぼ毎日、見学会は実施されており、2カ月前から見学会の参加申込を、電話またはネットで行うことができます。
ただし、見学会は、女性スタッフ2名がガイドして回るため、大人数になると、安全対策の目を光らせることができません。このため、1日2回、1回につき20名までと参加人数が限られています。このため、びさいどが取材に訪れた夏休み期間中などは大人気で、予約受付のできる9月まで、予約は満員状態。2カ月前から、あっという間に閉めきられてしまう人気ぶりなのです。
「首都圏外郭放水路に行ってきたよ」ということになれば、お子さんだって学校の友達に大自慢できそう。めったに体験できない貴重な観光スポットとなっています。
ご興味のある方は、ぜひ、ネットにアクセスして予約、参加してみてはいかがですか? |