自分でできる簡単お手入れ

家のかんたんお手入れ

住まいに、汚れやきずがつく前にケアするポイントは、どんなところにあるのですか?

まずは、汚れやすい箇所、きずつきそうな箇所に、その箇所にあった方法で、それを防ぐ方法を知っておくことです。例えば、フローリングの洋室と畳の和室、家の北側か南側か、湿気の多い場所かそうでないかなど、汚れやきずの質も違いますからね。

近藤リフレサービス
多摩チーム
矢口裕一朗
川越営業所 蓮見 章徳

それぞれの場所での注意点を、具体的に教えてください。

フローリングの場合

家具などを移動するとき、ワックスがけをしてから移動する。これにより、表面にひ膜ができ、きずが付きにくくなります。フローリングの上に裏地が麻などのカーペットなどを敷く場合も同じ。半年に一度くらいワックスがけをするよう心がけるといいですね。ワックスは乾きが遅いとホコリがついてしまうので、なるべく晴れた日の午前中にかけはじめるといいでしょう。

北側の部屋や水まわり

やはり一番には、通気をよくすること。家具の裏などに、湿気でカビが、知らない間に生えていることがあります。アレルギーや建物を傷める原因となりますので、家具や洗濯機などを置く時は、壁から1~2cmあけて通気できるようにしておくようにするといいでしょう。

家具を移動したあとの掃除も大変ですが、コツなどがあれば教えてください。

家具の裏にたまるほこり、また背の高い家具の上など、意外と汚れているものです。市販のお掃除シートやナイロン製ハタキ、または不要になったパンストを細い棒の先にゴムなどでつけたものなど、簡単にできる道具で、さっとなでるようにする。そうすると静電気でうまくとれます。

また和室の畳に残る黄ばみには、酢水(1%程度)が効果的。酢には殺菌作用があり、黄ばみをとる効果があります。酢水にぞうきんを浸し、固く絞って拭くようにするといいでしょう。畳の普段のお手入れは、畳の目に沿って掃除機をかけ、から拭きするのが基本です。
畳のへりの汚れは、きれいな消しゴムや古歯ブラシで軽くこすって落とし、仕上げは固く絞ったぞうきんで拭き取り、から拭きします。

そのほかに、模様替えなどの家具移動の際、気をつけるポイントなど、ありますか?

家具の裏に、コンセントの口がある場合は、しっかり掃除をしておくことはもちろんですが、特に北側の湿気の多い所などの場合、漏電の心配などもあるので、コンセントカバー(市販品)をつけるなどの配慮が必要です。
また最近では、新築やリフォームの際に、お手入れの手間を少し軽くできる床材やクロスをお勧めすることもあります。ワックスがけが不要なノンワックスフロア。カビがつきやすい京かべやしっくいなどの壁を、その風合いを残した、京かべ風のクロスなどに変更するなどです。

体力や時間的な問題やその汚れやきずの程度により、お客様ご自身では掃除や補修が難しい、そんなことがあると思います。私たちプロのスタッフがお手伝いいたしますので、お気軽にお声をかけてください。