埼玉で気軽に音楽を体験

埼玉で気軽に音楽を体験

音響が良いことで評判の音楽ホール。話題のコンサートを多数開催

音楽を楽しみたいと思ったとき、皆さんはどうしていますか?時には、本格的な設備の整った音楽ホールに足を運んでみるのもいいのではないでしょうか?実は埼玉県内にも、環境の良いホールがたくさんあります。特におすすめなのが、JR川口駅西口の正面にたたずむ、総合文化センター・リリア。全身が美しいサウンドに包まれるかのような、心地良さに浸れる会場です。出演したミュージシャンや聴衆から“音響が良い”との定評があり、わざわざ東京へ行かなくても、ステキな音楽を満喫できるのです。

リリアが誕生したのは平成2年。開館以来、クラシック、オペラ、ミュージカルをはじめ、さまざまなジャンルのコンサートを開催してきました。2003年には、川口市制施行70周年を記念して、世界的な指揮者として知られる小澤征爾の「オペラ・プロジェクト2003特別公演」やロシアが生んだ若き巨匠キーシンの「ピアノリサイタル」などを行い、話題となりました。他にも、リリアならではの公演がたくさんあります。なかでも注目してほしいのは21世紀を担うアーティストの演奏を堪能できる「ジュネスコンサート」。有名な国際コンクールなどで上位入賞を果たした、これからの楽壇界を引っ張っていく若手の演奏家が出演します。さらに、ウィーン少年合唱団をはじめ、世界的に活躍している方々の公演も数多く実施しています。

県民や市民も参加できる公演から、バレエや演劇、ミュージカルだって楽しめる

リリアの魅力は、一流のミュージシャンが演奏する鑑賞型コンサートだけではありません。文化の発信基地としてリリアが独自に企画した、埼玉県民や市民が参加できる公演もあるのです。開館以来、評判が高いのは、県内在住、通勤の方で第九を何度か歌ったことのある方なら参加出来るリリア・フェスティバル合唱団などのコンサートや市民をはじめ近隣からメンバーを募集して結成したミュージカル団です。
また、音楽以外の公演、バレエや演劇だって、見ることができるのです。世界的に高名なシルヴィーギエムのバレエ公演を開催することもありますし、過去には、演劇界の第一人者、蜷川幸雄が演出した舞台もありました。他にも、東京では行われない貴重な公演がたくさん開催されています。

音楽やバレエなど芸術を発信するイベントゾーンは、ホール棟と呼ばれています。ホール棟の隣は、総合的な情報・文化施設を備えたカルチャーゾーンのタワー棟となっています。タワー棟には、テナントで、銀座アスターや会員制ジムなどが入っています。さらに、大・中の会議室も用意されていますし、音楽、バレエ、ダンス用の練習室も気軽に利用することができます。1階には、開放感あふれるガラス張りのコーヒーラウンジもあります。公演前の待ち合わせや、コンサート後のお食事などに、とても便利ですね。

普段着で楽しめる1コインコンサートや2006年も要注目の公演が盛りだくさん

初春も、心惹かれるコンサートが目白押しですが、世界的に有名な演奏家たちのコンサートばかりではなく、たった500円で楽しめる「1コイン・コンサート」があるのもリリアの魅力のひとつです。「普段着で気軽に楽しむ60分」ということで、文字通り、気軽に音楽を楽しみたいという人にはおすすめ。次回は 1月26日に開催されます。

また、毎年好評なのが、「公共ホールネットワーク事業」のコンサートです。毎回4~5つの会場で公演するもので、数ヵ所のホールで共同開催することにより、チケット料はリーズナブル。2006年は、2月22日のリリアをはじめ、2月23日の和光市文化センター、2月24日の保谷こもれびホール、2月25 日の北本市文化センターホール、2月26日の水沢市Zホールの5ヶ所。出演者は、ピアノの仲道郁代、ソプラノの佐藤美枝子、フルートの山形由美といった、いまをときめくアーティストです。
ほかにも、東京フィルハーモニー交響楽団とバイオリニスト・渡辺玲子が名曲を奏でる「ニューイヤーコンサート」(1月22日)など、話題性のある公演が盛りだくさん。3月9日には、開館してから毎年行われている「リリア・アンサンブル」が開かれます。

リリアメンバーズになると、リリアが主催または指定する公演のチケットを、一般発売に先駆けて買うことができます。人気のコンサートとなるとメンバーズしかチケットを買えない場合もあるためか、県外の方でも入会しているとか。うれしいサービスなのです。
東京でも楽しめない公演が充実しているうえ、時にはお得に楽しめるリリア。
情報を集める時には是非チェックしてみましょう。

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