敷地を有効活用した広々、解放的なお宅

編集部も、「子どもの頃、こんな自分の部屋が欲しかった」

「子どもたちも、自分の部屋が欲しかったようですし。周りからは、まだ全然大丈夫なのに、建て替えるなんてもったいないと言われましたが、どうせ建て替えるなら早い方がいいと思いまして」(福田さん)。
そんなわけで、2階に設けられた、4人のお子さんの部屋。フローリングで、ロフトにベッドがあって、青少年あこがれのマイルーム(?)。
編集部がそんな感想を伝えると、「たしかに、自分が中高生の頃、欲しかった夢の子ども部屋、ということでこうした、というのは否定できませんね。壁紙もそれぞれ自分の好きなものを選んでいいと、子どもたちには伝えたのですが、息子たちは、別に何でもいい、という反応。娘たちは自分の好みのものを選びました」
理想の子ども部屋のように見えましたが、実は一つだけ、大きな問題があるのだとか。それは、「夏は、ロフトが暑すぎて、とても寝苦しいこと。子どもたちも、夏はフローリングに布団を下ろして寝ていたようです(笑)」
たしかに、冷気は重いため、下へいってしまい、屋根裏にあたるロフト部分にはなかなか冷気が上がってきません。ロフトをお考えの方は、福田さんの失敗経験を参考にされるとよいでしょう。


お子さんのお部屋。6畳ですが、ロフト付きで広々。フローリングでスッキリとまとめられ、中高生なら誰もが「こんな部屋が欲しい」と思うはず。

「ここがこだわり」というより、「全てがこだわり」

前のお宅が、建売りで自分の希望通りとはいかなかったこともあって、今度は思う存分、自分の希望を採り入れた家を建てようと思った福田さん。近藤建設との出会いは、そうして住宅展示場に足を運ばれたときのことでした。
福田さんのご希望は、まず、運動する場所が家の中に欲しいということ。それを実現するため、バスケットのゴールを庭に設けました。
次に、リビングの角にドッグスペースを設けたいということ。「犬のいる生活には満足しているのですが、落ちる毛の始末が大変なので(笑)」
「子ども部屋含め、いろいろ要望を出したのですが、それをしっかり聞いてもらえたのでありがたかった。思った通りの家を作ってもらえました」と、大満足の福田さんです。


上/リビングの角に設けられたドッグスペース。陽当たりがよく、小型犬にとっては十分なスペースもある、快適な空間となっています。
下/外に設けられたバスケットコート。気軽に我が家でいい汗を流すことができます。

新しい家になって光熱費が大幅に減った

福田さんのお宅は、もちろんオール電化。当初、「オール電化にすると、光熱費は高くつくんだろうな」と心配されていたそうです。ところが、実際には、「以前の家よりも、大幅に光熱費が減って、予想外の喜び」(福田さん)
IHヒーターは、「ガスの頃より、むしろ安上がり。換気扇を回さなくてもいい。レンジ周りが油でベトベトしたりすることもない」といいことづくめ。そして、「空気の流れに配慮した設計をしたもらったおかげで、エアコンの効きがものすごくよくなった」そうです。


左/1階のリビングの全景。写真の右側がアイランドキッチンになっており、もちろんオール電化のIHヒーター。スッキリとまとめられ、開放的な快適空間は陽当たりも良好です。
右/2階へ上がると、セカンドリビング。娘さんがピアノを弾いたり、ゲームやビデオを楽しんだりできるようになっています。が、全員が1階のリビングに自然と集まってくるそうです。


今回の物件の担当者からひとこと

福田様のお宅をひと言で表現すると、「トータルバランスがとてもよい」。個々のご要望を採り入れてもらったが、使い勝手の悪いアンバランスな家になってしまった、という方が多数いらっしゃると聞きます。近藤建設は、家のパーツ、機能だけを実現していくのではなく、お客様のライフスタイルに合った家づくりを信条としていますが、トータルとしてお客様に喜んでいただける家を建てさせていただいたことに、私自身、満足しておりますし、福田様にも感謝しております。

●所在地/埼玉県比企郡
●入居/2007年4月
●施工/近藤建設