埼玉県住まいづくり協議会の理事会および総会が開催され、
会長として出席させていただきました。
会議では、昨年度の活動報告に加え、
今年度の事業計画や予算案についての決議・報告が行われました。
昨年度は本格的な活動の回復を迎え、
住生活シンポジウムや新設されたDXセミナーなど交流と学びの機会が充実した一年となりました。
また、今年度は住宅・建設業界にとって重要な転換点となる年でもあります。
労働時間の見直しを柱とする「2024年問題」や、
省エネ基準の適合義務化、4号特例の縮小といった制度改正が進行し、
私たちの現場にもさまざまな影響が及んでいます。
こうした変化に対応するためには、
デジタル技術の活用、業務の効率化、人材育成など、
業界全体での連携と積極的な取り組みが不可欠です。
さらに、空き家問題や森林資源の有効活用など、
地域と深く関わる課題にも目を向ける必要があります。
明日、秩父で開催される全国植樹祭に象徴されるように、
これからの住まいづくりには、環境との共生という視点がますます重要になってきます。
加えて、今年度は次期「住生活基本計画」の策定に向けて、
埼玉県の「住宅政策懇話会」がスタートいたします。
私も住まいづくり協議会会長として、この懇話会に参加する予定。
「日本一暮らしやすい埼玉」の実現に向けて、
住まいづくり協議会が果たすべき役割は重要であると感じています。
業界、行政、地域が一体となり、課題解決に向けて連携を強めていく所存です。



