「家づくり=建物の値段」だけじゃない!総費用を徹底解剖&賢い資金計画の立て方
マイホームは、人生における最大の買い物の一つ。夢を膨らませ、理想の暮らしを思い描く一方で、気になるのはやはり「お金」のことですよね。「家を建てるには、一体いくらかかるんだろう?」多くの方がそう疑問に思うのではないでしょうか。
よく「建物の工事費用」という言葉を耳にしますが、実は家づくりには、それ以外にも様々な費用が発生します。もし建物の本体価格だけを考えて資金計画を立ててしまうと、「予算を大幅にオーバーしてしまった!」なんてことになりかねません。
そこで今回は、家づくりの総費用を大きく5つの項目に分け、それぞれの内訳や注意点について詳しく解説していきます。これを読めば、家づくりにかかるお金の全体像を把握し、より現実的で安心な資金計画を立てることができるはずです。
家づくりの総費用:内訳を徹底解説
家づくりの総費用は、一般的に以下の5つの項目で構成されています。
① 本体工事費:住まいの骨格を造る費用(総費用の約70%以上)
これは、建物そのものを建築するために必要な費用のことで、家づくりの総費用の中でも最も大きな割合を占めます。具体的には、以下のような工事にかかる費用が含まれます。
- 仮設工事費: 工事期間中に必要な設備を設置・撤去する費用(足場の組み立て、仮設電気、水道、トイレの設置など)
- 基礎工事費: 建物を支える土台を作る費用
- 木工事費: 建物の骨組みや床、壁、天井などをつくる費用
- 内外装工事費:
・外装工事: 外壁、屋根、屋上防水、塗装、雨樋などの費用
・内装工事: 壁や天井の仕上げ、床材の設置、建具(ドアや窓など)の取り付けなどの費用 - 設備工事費: キッチン、バス、トイレ、給湯器などの住宅設備機器の設置費用
- 電気工事費: 照明器具の取り付け、コンセントやスイッチの配線などの費用
- 給排水衛生設備工事費: 水道管や排水管の設置などの費用
- 左官・タイル工事費: 壁や床の塗り壁、タイル貼りなどの費用
- 断熱工事費: 断熱材の設置費用
② 付帯工事費:建物以外の環境を整える費用(総費用の約20%程度)
建物本体の工事以外に、住むために必要な周辺環境を整えるための費用です。
- 外構・造園工事: 門扉、フェンス、カーポートや駐車スペースの設置、庭の植栽などの費用
- インフラ設備工事: 上下水道の引き込み工事、ガスの配管工事、電気の引き込み工事など(敷地の状況により変動)
- 解体・造成工事: 古家の解体費用、土地の地盤を改良する地盤改良工事、土地を平らにする造成工事など(該当する場合のみ)
③ 諸費用:建築工事以外にかかる手続き費用など(建築工事費用全体の5~7%程度)
建物や建物まわりの工事費用以外に、契約やローン、税金など、様々な手続きにかかる費用です。
- 住宅ローン借入費用:
- 融資手数料
- ローン保証料
- 事務手数料
- 保険料:
- 火災保険料
- 地震保険料
- 法的関連費用:
- 印紙税(契約書に貼る印紙代)
- 不動産取得税(不動産を取得した際にかかる税金)
- 登録免許税(不動産の登記にかかる税金)
- その他:
- 地鎮祭や上棟式にかかる費用(行う場合)
- 家具・家電の購入費用
- 引っ越し費用
④ 土地代:土地購入にかかる費用
土地を所有していない場合、土地の購入費用が最も大きな割合を占めることがあります。
- 土地取得費用
- 仲介手数料(不動産業者を介して購入した場合)
- 造成費用(土地の状態によっては別途必要)
⑤ 入居後の維持費等:住み始めてからもかかる費用
家を建てて住み始めてからも、様々な維持費が発生します。
- 修繕・リフォーム費用: 将来的な家のメンテナンスにかかる費用
- 損害保険の更新料: 火災保険や地震保険の更新費用
- 固定資産税(都市計画税): 毎年課税される税金
- 光熱費
- 住宅ローンの返済
賢い家づくりのためには、総費用を把握した資金計画が不可欠
このように、家づくりには建物の工事費用だけでなく、付帯工事費、諸費用、土地代、そして入居後の維持費など、多岐にわたる費用が発生します。「建物の本体工事費だけを考えていたため、最終的な支払額が予算を大幅にオーバーしてしまった!」という事態にならないよう、最初から総費用をしっかりと把握した上で、綿密な資金計画を立てることが非常に重要です。
「何にどれくらいの費用がかかるのか見当もつかない…」
ご安心ください。近藤建設では、お客様の理想の住まいづくりを資金計画の面からもサポートいたします。お客様の将来設計を丁寧にヒアリングし、総予算を考慮した上で、無理のない資金計画をご提案いたします。
家づくりに関するお金の不安を解消し、安心して夢のマイホームを実現するために、ぜひお気軽にご相談ください。